球がペナルティーエリア(池や川、委員会が定めた区域)に入った時は、1罰打で救済を受けられます。選べる救済は、黄色のエリアで2つ、赤色のエリアで3つです。罰なしで、あるがままにプレーすることもできます。
ゴルフ規則のオフィシャルガイド(2023年1月施行)の規則17にもとづいて、色による違いと、救済の選び方、球が見つからない時の考え方をまとめます。
(確認元:JGA「ゴルフ規則のオフィシャルガイド 2023年1月施行」の規則17と「定義」。確認日:2026年10月6日。ローカルルールで扱いが変わることがあるため、ラウンドする前にスコアカードのローカルルールも確認してください)
ペナルティーエリアとは
JGAの定義では、ペナルティーエリアは「プレーヤーの球がそこに止まった場合、1打の罰で救済が認められるエリア」です。次の区域をいいます。
- コース上のすべての水域(海、湖、池、川、溝、地上にある排水路など。委員会がマーキングしているかどうかにかかわらず。水がなくても含まれる)
- 委員会がペナルティーエリアとして定めるコースの他の部分
縁は、杭(杭と杭の外側を結んだ線が縁で、杭はエリアの内側)か、線(線の外側の縁が縁で、線自体がエリアの内側)で定められます。球の一部がこの縁の内側の地面や物に触れていれば、球はペナルティーエリアにあります(規則17.1a)。縁の上方に球の一部があるだけでも同じです。
色による救済の違い
| 色(マーキング) | 選べる救済(すべて1罰打) |
|---|---|
| イエロー(黄線・黄杭) | (1)ストロークと距離の救済 (2)後方線上の救済 |
| レッド(赤線・赤杭) | (1)(2)に加えて、(3)ラテラル救済 |
色を委員会が標示していない、または特定していない場合は、レッドペナルティーエリアとして扱います(JGAの定義)。
3つの救済の中身(規則17.1d)
- ストロークと距離の救済:直前のストロークを行った場所から、元の球か別の球をプレーする
- 後方線上の救済:元の球がペナルティーエリアの縁を最後に横切った地点とホールを結ぶ線上で、ペナルティーエリアの外に球をドロップする。後方への距離に制限はない。ドロップした球が最初に地面に触れた線上の箇所から、どの方向にも1クラブレングスが救済エリア
- ラテラル救済(レッドのみ):球が縁を最後に横切ったと推定した地点を基点に、2クラブレングス以内の救済エリアにドロップする
後方線上の救済とラテラル救済では、救済エリアは基点(球が縁を最後に横切ったと推定した地点)よりホールに近づいてはならず、同じペナルティーエリアの外で、ドロップした時に球が最初に触れたのと同じコースエリアでなければなりません。ドロップの手順は、規則14.3に従います。
罰なしでそのままプレーしてもよい
規則17.1bによると、プレーヤーはジェネラルエリア(通常のコース)にある球と同じ規則で、罰なしに球をあるがままにプレーできます。ペナルティーエリアから球をどのようにプレーできるかを制限する特定の規則はありません。また、救済を受けた後も含め、ペナルティーエリアの外の球をプレーするために、そのエリアの中に立つことができます。
ただし、委員会がプレー禁止区域に定めた部分では、あるがままにプレーできず、罰ありの救済が必要です(規則17.1e)。
球が見つからない時
規則17.1cでは、球が見つかっていなくても、ペナルティーエリアに止まったことが「分かっている、または事実上確実」であれば、罰ありの救済(上の選択肢)を受けられるとされています。
しかし、ペナルティーエリアに止まって紛失したことが「分かっている、または事実上確実」ではない場合は、通常の紛失球として、規則18.2のストロークと距離の救済を受けなければなりません。池の近くで球が見つからない時は、「入った」と判断できる根拠があるかが分かれ目です。紛失球とOBの扱いは、OB・紛失球のルールにまとめています。
また、この方法で救済を受けるために別の球をインプレーにした時点で、元の球はもうインプレーではなく、その後3分の捜索時間内に元の球が見つかっても、プレーしてはいけません。
スコアの数え方
罰打はスコアに加えます。数え方はゴルフのスコアの数え方を参考にしてください。救済を受ける時は、同伴競技者に「ペナルティーエリアの救済を受ける」と伝えてから処置を行うと、確認しやすくなります(一般的なマナー)。
ルールを知ってからコースへ
ルールは、本で読むより、実際のラウンドで経験した方が身に付きます。初めてのラウンドの予約の流れはゴルフ場の予約の流れと確認すること、基本を教わるならゴルフスクールの選び方で、体験や契約の確認項目を説明しています。
まとめ
- 球がペナルティーエリアに入ったら、1罰打で救済を受けられる。罰なしであるがままにプレーしてもよい
- 黄色は2つ(ストロークと距離・後方線上)、赤色はラテラル救済(2クラブレングス)も選べる。色が不明なら赤として扱う
- 球が見つからなくても、「分かっている、または事実上確実」に入ったなら救済を受けられる。そうでなければ紛失球の扱い


