グリーン上では、他の場所では認められないことがいくつか認められます。球をマークして拾い上げ、ふいてリプレースできる、ボールマークなどの損傷を修理できる、砂やバラバラの土を取り除ける、球やボールマーカーを偶然に動かしても罰はない、の4つです。一方、グリーンの表面を故意にこすったり、球を転がしてテストしてはいけません(ホールとホールの間は例外)。
ゴルフ規則のオフィシャルガイド(2023年1月施行)の規則13にもとづいて、認められること・禁止されること、旗竿の扱いをまとめます。
(確認元:JGA「ゴルフ規則のオフィシャルガイド 2023年1月施行」の規則13。確認日:2026年10月6日。ローカルルールで扱いが変わることがあります)
球がグリーン上にある、とは
規則13.1aでは、球の一部がパッティンググリーンに触れている場合や、球の一部がグリーンの縁の内側にあってルースインペディメントや障害物の上・中にある場合に、球はグリーン上にあるとされます。球の一部がグリーンと他のコースエリアの両方にある場合は、規則2.2cを参照します。
球のマーク・拾い上げ・ふく(規則13.1b)
グリーン上の球は、拾い上げてふくことができます。ただし、拾い上げる前に球の位置をマークし、元の箇所にリプレースしなければなりません(規則14.1・14.2)。
グリーン上で認められる改善(規則13.1c)
| してよいこと | 条件(JGAの規則) |
|---|---|
| 砂やバラバラの土を取り除く | 罰なし |
| 損傷の修理 | できるだけ元の状態に復元するための合理的な行動。手・足・体の一部、通常のボールマーク修理器具、ティー、クラブ、通常の用具の中で類似するもので行い、不当にプレーを遅らせない |
修理できる「パッティンググリーン上の損傷」の例は、ボールマーク、靴による損傷(スパイクマークなど)、用具や旗竿による擦り傷や窪み、古いホールの埋め跡、芝の張り替え跡、メンテナンス器具による擦り傷、動物の足跡、くい込んでいる石やどんぐりなどです。
次のものは「損傷」に含まれず、修理できません:エアレーションの穴やバーチカル・モゥイングの溝、散水・雨・自然の力による状態、雑草・地肌が露出した区域・病気などの自然な表面の欠陥、ホールの自然な摩耗。
復元に必要な範囲を超えて改善した場合(例えば、ホールへの道を作る、認められない物を使う)は、規則8.1aの違反で一般の罰(ストロークプレーでは2罰打)です。
球やボールマーカーが動いた時(規則13.1d)
- 偶然に動かした:プレーヤー、相手、ストロークプレーの別のプレーヤーが、グリーン上の球やボールマーカーを偶然に動かしても罰はありません。元の箇所に球をリプレースし(分からない場合は推定)、ボールマーカーを置きます。例外:バックスイングやストロークの間に球が動き始め、そのままストロークした場合は、あるがままにプレーします
- 自然の力で動いた:すでに拾い上げてリプレースしていた球は、動かされた元の箇所にリプレースします。まだ拾い上げておらず、リプレースもしていない球は、新しい場所からプレーします
グリーンをテストしてはいけない(規則13.1e)
ラウンド中は、グリーンの表面をこすったり、球を転がしたりして、グリーンの状態をテストしてはいけません。違反すると一般の罰です。
例外は、ホールとホールの間です。終了したばかりのホールのグリーン上や、練習グリーン上では、表面をこすったり球を転がしたりできます。ただし、委員会が、終了したホールのグリーンで球を転がすことを禁止するローカルルール(ひな型I-2)を採用している場合があります。
旗竿の扱い(規則13.2)
| 選択 | 内容 |
|---|---|
| 旗竿を立てたままストロークする | 球が旗竿に当たっても罰はなく、球はあるがままにプレーする。旗竿を、ホールの中心以外の位置に故意に動かして利益を得ようとしてはいけない |
| 旗竿を取り除いてもらう、または付き添ってもらう | 球が旗竿や付き添っている人に偶然当たっても罰はない |
プレーヤーは、ストロークを行う前に、旗竿をホールに残すのか、取り除くのかを決めなければなりません。旗竿は、パッティンググリーン上かどうかにかかわらず、コース上のすべての場所からプレーする球に適用されます。キャディーなどがホールの近くで旗竿を持っている、またはホールのすぐ近くに立っている場合は、付き添うことを承認したものとして扱われます。
ペースとマナー
グリーン上の作業(マーク、修理、旗竿)は、プレーのペースにも関わります。グリーン上の行動のマナーは、ゴルフのマナー|プレーヤーの行動基準にまとめています。スコアカードの付け方はゴルフのスコアの数え方を参考にしてください。
練習に取り入れる
パッティングは、スクールや練習で習慣にしやすい部分です。スクールの選び方はゴルフスクールの選び方、グリーンのあるコースを予約する流れはゴルフ場の予約の流れと確認することで説明しています。
まとめ
- グリーン上では、マークして拾い上げてふく、損傷の修理、砂や土の除去ができる。球やボールマーカーを偶然動かしても罰はない
- グリーンの表面をこする・球を転がすテストは禁止。ホールとホールの間は例外
- 旗竿は、ストロークの前に残すか取り除くかを決める。立てたままで球が当たっても罰はない


