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バンカーのルール|打つ前に砂に触れると2罰打、触れてよいこと・球が出た後(ゴルフ規則12)

バンカーの球を打つ前にクラブで砂に触れると、ストロークプレーでは2罰打です。特に、球の直前・直後の砂、練習スイング、バックスイングの時にクラブが砂に触れてはいけません。一方、足を砂に潜り込ませてスタンスを取ることは認められています。

ゴルフ規則のオフィシャルガイド(2023年1月施行)の規則12にもとづいて、してはいけないこと・してよいこと、球が出た後の扱いをまとめます。

(確認元:JGA「ゴルフ規則のオフィシャルガイド 2023年1月施行」の規則12。確認日:2026年10月6日。ローカルルールで扱いが変わることがあるため、スコアカードのローカルルールも確認してください)

球がバンカーの中にあるとは

規則12.1では、次の場合に球はバンカー内にあるとされます。

  • 球の一部が、バンカーの縁の内側の地面の砂に触れている
  • 球の一部がバンカーの縁の内側にあり、砂があった地面(風や水で砂がなくなった所)の上や、砂に触れているルースインペディメント・動かせる障害物などの中や上に止まっている

バンカーの縁の内側にある土や草などの上にあって、砂には触れていない球は、バンカーの球ではありません。この場合は、バンカー内の球に対する制限は適用されません。

打つ前にしてはいけないこと(規則12.2b)

バンカー内の球にストロークを行う前に、次のことをしてはいけません。違反すると一般の罰(ストロークプレーでは2罰打)です。

してはいけないこと JGAの規則の説明
砂の状態を調べる 砂の状態をテストしたり、次のストロークの情報を得るために、手・クラブ・レーキなどで砂に故意に触れる
球の直前・直後の砂に触れる クラブで球の直前、直後の区域の砂に触れる(フェアに球を捜す時や、ルースインペディメント・動かせる障害物を取り除く時は例外)
練習スイングで砂に触れる 練習スイングの時にクラブが砂に触れる
バックスイングで砂に触れる ストロークのためのバックスイングで、クラブが砂に触れる

JGAのルールコラム「2023年規則改訂:複数の違反に対する罰」(2022年12月3日)には、次の例が載っています。

場面(ストロークプレー) 罰
素振りで砂に触れ、続けてもう一度素振りでも砂に触れた(間にストロークや違反への気づきがない) 1つの罰として扱い、合計2罰打
素振りで砂に触れ、ストロークしたが球がバンカーから出ず、次のストロークの前の素振りでまた砂に触れた(間にストロークの完了がある) それぞれに罰がつき、合計4罰打

コラムでは、間に入る出来事は「ストロークを完了したこと」と「違反に気づいたこと」の2つだと説明されています。

砂に触れても罰にならないこと

規則12.2b(2)では、上の場合を除き、砂に触れること自体は禁止されていないと説明されています。例として、次のものが挙げられています。

  • 練習スイングや、ストロークのためのスタンスをとるために足を砂に潜り込ませる
  • コースの保護のために、バンカーをならす
  • クラブ・用具などをバンカーに置く(投げる、置く、どちらでも)
  • 規則に基づいて、計測する、マークする、球を拾い上げる、リプレースするなどの行動をとる
  • 休むため、バランスを保つため、転ぶのを防ぐために、クラブに寄りかかる
  • イライラして、または怒って、砂を叩く

ただし、砂に触れる行動が、ストロークに影響を及ぼす状態を改善した場合(規則8.1a違反)は、一般の罰を受けます。砂をならすことが「スイングの邪魔になる砂の盛り上がりを消す」ことになる場合などは、打つ前は避けるのが安全です(一般的な説明)。

球が出た後は制限がなくなる

規則12.2b(3)では、バンカー内の球をプレーして、その球がバンカーの外に出た後は制限がなくなるとされています。バンカーの外で救済を受けた場合も同じです。砂に触れても罰はなく、コースの保護のために砂をならして構いません。

ただし、バンカーから打った球がそのバンカーに戻ってきた場合や、バンカーに球をドロップする救済を受けた場合は、規則12.2b(1)の制限が、再びそのインプレーの球に適用されます。

ルースインペディメントを取り除く

打つ前に、バンカー内の球のそばにある木の葉や小石などのルースインペディメント、動かせる障害物は、取り除いてよいとされています(規則12.2a、規則15.1・15.2)。取り除く時に、合理的に砂に触れたり砂を動かしたりすることも認められます。

救済が必要な時

バンカーの球には、異常なコース状態(規則16.1c)、危険な動物の状態(規則16.2)、アンプレヤブルの球(規則19.3)に対する、特別な救済規則があります(規則12.3)。選び方は、場面ごとに違うため、迷ったら同伴競技者やコース係員に確認してください。

マナーとして

バンカーをならすレーキは、コースによって置き方が違います。ならした後の戻し方も含め、プレーのペースとマナーはゴルフのマナー|プレーヤーの行動基準にまとめています。

練習とコース選びに

バンカーショットは、スイングのコツを教わるのが近道です。スクールの選び方はゴルフスクールの選び方、コースの予約の流れはゴルフ場の予約の流れと確認することを参考にしてください。

まとめ

  • バンカーの球を打つ前に、クラブで砂に触れると2罰打(ストロークプレー)。球の直前・直後、練習スイング、バックスイングが対象
  • 足を砂に潜り込ませて構える、クラブを置く、クラブに寄りかかることは罰にならない
  • 球がバンカーの外に出た後は制限がなくなり、砂をならしてよい