ボールの周りを、自分の都合のよいように変えてはいけません。芝を踏みならす、砂を押さえる、露や霜を払うなど、ライや打つ場所を良くする行為は、一般の罰の対象です(ゴルフ規則8.1a)。ストロークプレーの一般の罰は2罰打です。一方で、ボールを探す、足を固めて構えるなど、罰にならない行為も決められています。
この記事では、してはいけない行為と、してよい行為、元に戻せば罰を避けられる場合をまとめます。
(ゴルフ規則8.1による。R&Aの規則の本文で確認。確認日:2026年10月28日)
守られる「ストロークに影響する条件」(規則8.1)
次の5つが、ストロークに影響する条件として守られます。
- 止まっているボールのライ
- これから構えるスタンスの区域
- これからスイングする区域
- プレーの線
- ボールをドロップまたはプレースする救済エリア
してはいけない行為(規則8.1a)
- 生えている、または付いている自然物、動かせない障害物、コースと一体の物、境界の物、ティーマーカー(そのティーイングエリアからプレーする時)を、動かす・曲げる・折る
- ルースインペディメントや動かせる障害物を、位置に動かして置く
- 地面の表面を変える(ディボットを元に戻す、はがれた芝を押さえる、穴やでこぼこをつくる・なくす)
- 砂や土を取り除く・押さえる
- 露、霜、水を取り除く
罰は、一般の罰です。
してよい行為(規則8.1b)
| 行為 | 条件 |
|---|---|
| ボールを探す・見分ける | 公正に行う |
| ルースインペディメントや動かせる障害物を取り除く | 合理的な範囲で |
| ボールのマーク・拾い上げ・元に戻す | 合理的な範囲で |
| クラブを軽く地面につける | ボールの前か後ろ。押さえつけない。バンカーでは砂に触れない |
| 足を固める | 砂や緩い土を、合理的な範囲で掘って構えてよい |
| スタンスをとる | ボールまで行って構えるために、合理的な行動をとる。ただし、最も影響の少ない方法をとる。通常のスタンスやスイングができる権利はない |
| ストロークとバックスイング | バンカーの砂の制限の範囲で |
| ティーイングエリアでのティーアップ | 規則6.2bの範囲で |
| バンカーの砂ならし | ボールが出た後に |
| パッティンググリーンの手入れ | 砂や緩い土を取り除く、傷を直す |
元に戻して罰を避ける(規則8.1c)
自然物を動かす・曲げる・折ったり(8.1a(1))、物を位置に動かしたり(8.1a(2))して条件を良くした場合でも、次のストロークの前に、その改善をなくせば、罰はありません。元の物を戻す必要があり、代わりの物や修理の材料は使えません。完全になくせない場合は、罰が残ります。地面の表面を変える、砂や土、露や霜を取り除く行為(8.1a(3)〜(5))は、この方法では戻せません。
ボールが止まった後で条件が悪くなった時(規則8.1d)
- プレーヤーとキャディー以外の人や動物が条件を悪くした場合は、元に戻してよい。または、合理的なら、ボールを拾い上げて拭き、元に戻す
- プレーヤー、キャディー、または風・水などの自然の力で条件が悪くなった場合は、良くしてはいけない(してしまうと、規則8.1aの一般の罰)
ボールが動いた時の扱いは球が動いた時のルール、取り除いてよい物はルースインペディメントと動かせる障害物にまとめています。バンカーではバンカーのルールの砂に触れる決まりも確かめられます。
ルールを教わりながら覚えたい場合は、ゴルフスクールの選び方で、体験や契約前の確認項目を確かめられます。
まとめ
- ライ・スタンス・スイング・プレーの線・救済エリアを、良くしてはいけない(一般の罰)
- 探す、足を固める、必要最小限の行動で構えることは、罰にならない
- 自然物を動かして改善した場合は、次のストロークの前に元に戻せば、罰を避けられる


